今回紹介するのはこちら。


日本史問題集 完全版 (東進ブックス パーフェクトマスター)

東進ブックスの日本史問題集。

著者は有名な金谷俊一郎氏。

表題では「完全版」と謳(うた)っているがそもそも問題集一つであらゆる問題を網羅できるとすればもっと分厚くなるはずなので「完全版じゃないじゃないか!」というのは若干お門違い。「新スタンダード」ということは今までたくさんある問題集の中で新しい基準となる問題集をつくりました、ということなので「問題がスタンダードじゃない」とか「レベルが高い」とか言っているレビューはあまりあてにはならないと思う。

僕がこれをオススメする理由は

  • バランスの良い問題構成
  • 見やすいレイアウト
  • 易~難までの明確なレベル分け

の3つ。

問題集の特徴としては各問題が、それぞれ特定の分野を集中的に学習でき、実際の大学の過去問を使用している点。

実際の過去問を使っているということは「どのようにして問題が出されるか」が非常に重要視されているということだ。

空欄補充問題だったり、下線部に関連した用語をが出題されたり、様々な問題形式がある中で、131の問題がほぼ私立大学の問題を使って構成されているので、私立大学対策としてどの問題集をやったら良いか、と聞かれたら僕の真っ先の回答としてはこの問題集になる。一日4題やれば一か月程度で問題集一冊を一応終えられる、という明確な目標の立てやすさという点も非常に重要だ。

また、レイアウトも非常に見やすい。見やすいということは、続けやすさにもつながる。問題文のページも回答解説のページもとても見やすいし、赤シートで重要な語句の確認を一問一答をやる感覚で復習できるのも一つのポイント

まだ、難易度がばらけているということは「新スタンダード」であることの意味の一つとして解釈できる。難易度がばらけることによって「易しい難易度の問題から難しい難易度の問題まで収録してある」ということは、MARCHレベルの大学にはちょうどいいレベルの問題集になりうるということだ。

実際早慶クラスの難しい問題も収録されているが、早慶クラスの用語がMARCHクラスで出ないかと言われるとそうではない。MARCHクラスでもそれなりに難しい用語は出題される。明治はその筆頭だろう。そういうときの「難しい問題もしっかり勉強しておいてよかった」と思える可能性があるのがこの問題集の大きな意義であると僕は思う

あるいは、勉強したテーマごとに問題集をやる、またはまだ勉強不足なので高難易度の問題は飛ばす、といった、自分のレベルに合った、学習状況に応じて使い方を変えられるという点もこの問題集ならではの使い方と言えるだろう。標準レベルの問題であれば、この問題は絶対に解けるようにならなければいけないんだな、という価値判断もできるし、それによって復習効率も増す。

最後にもう一度言っておくが、一つの問題集で全てを網羅することはできない。そもそもにおいて、問題演習とはアウトプットの場なのだから、インプットした全ての知識を一冊でまかなうことができる問題集は恐らく存在しない。最終的には2~3冊やるのがベストだろうが、その中でもバランスよく学習できる問題集としてこの問題集は非常にオススメ。

迷っている人には是非ともやってもらいたい問題集の一つだ。

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