情報ばかりじゃなくて参考書の情報がとても少ないので書いて欲しいとリクエストがあったので徐々に増やしていく予定。

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さて今回紹介するのは河合出版の


入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ)

全体構成についてはどういう風に書こうかまだ思索段階なので少しづつ変えていこうと思っているが、これまでの記事通り、良いところ悪いところ含めてレビューしていこうと思う。

僕は「こうした方がいい」というような持論は持っているが「批評は公平でなければならない」と思っているのでなるべく正確なレビューをしていこうと思っている。

例えばあるグルメレポーターが味噌ラーメンを食べて「おいしいんだけど僕は豚骨ラーメンの方が好きだからちょっと減点」のような評価はしない。参考書のターゲット、レベル、方法論等、様々な面を吟味してレビューしていこうと思っている。


まずこの問題集は「大学受験勉強を始めた人向け」のかなり平易な文章で構成されている。

先に断っておくと、「これが解けなかったらマズいよ」という煽り(あおり)をするつもりは一切ない。むしろ解けなくてもいい

「大学受験勉強を始めた人」向けなのに「これが解けなかったら相当やばい」ってそもそもの論理が破綻している。「これから」解ける様にすればいいだけなのだから。

難易度がかなり平易な分、確かに難易度という意味ではセンター試験の現代文よりはるかに劣るだろう。

しかし、基本を学ぶための学習参考書というのは基本編であるが故の役割を持つのだ。

  • 現代文の読み方が分からない

そもそも「現代文ってどういう風に読んだらいいの?」というのは勉強を始めたばかりの受験生にとっては至極当たり前な疑問だ。

「現代文の読み方が分からない」のは何故かというと、僕個人の感覚では

  • 学校の先生が悪い
  • 学校指定の問題集が悪い
  • 今まで勉強してこなかった人が悪い

と、大きく3つに分けられると思っている。

まあ細かいことは省くが、ちゃんと文章を理解できるだけの言葉も受けられず、また努力もしてこなかったからそれは当然と言えるだろう。だが、勉強は懺悔のためにするのではない。自分が前に進むために、自分のために行うものなので今までどうだったからというのは全くの無価値だといえる。

現代文の問題文というものは難易度が上がるにつれて抽象性が増し(よくわからない言葉をたくさん使っているということ)、具体的にどういうことなのかということを理解、あるいはイメージできるだけの知識と読解力が必要になる

そこで必要なのは、「問題文に書かれていることはどういうことなのか」という基本的かつ、読解力を身に着けるために最も重要な、「本文を理解する力」である。

この問題集の特徴はいかに平易な文章であっても「解説編」にはびっしりと本文の解説、つまり「どのような意味で、どのように読み、どのように解くのか」という基本中の基本が徹底して解説されている。

ということは。

受験勉強を始めたばかりの諸君がこの参考書で真に戦わなくてはならないのは「本文解説」の部分である。要するに「解説の解説」をまず理解出来るようにならなければ、未知の難易度の高い文章に出会っても何もわからずに、そして何も得られずに終わるであろう。

これはそれを防ぐための、「ちゃんと本文を理解する」という訓練をするための参考書なのだ。自分の頭で意味をくみ取り、自分の頭で考え、そして分かるという実感を得ることによって「現代文との向き合い方」というのを認識するための問題集なのだ。そうすることによって、自分で考える力が身に付く。

現代文は勉強法が分からない、というのは「問題文をどのように読み進めたらいいのかわからない」ことと同義である。

現代文の読解力の重要性と鍛え方

↑は以前この参考書に触れた記事。

この参考書ではそれを正攻法で学べる。また、解説を読むのと同時に語彙力も鍛えられて一石二鳥の参考書だ。

本文の意味が分からないと「現代文の解法」は無用の長物である。

この本は解法以前のことが学べる超良書としてオススメ度は最高ランク。正直なところ悪い所は見当たらない。解法以前の現代文の基礎段階は早いうちに克服できなければ不利になる。逆に言えば、早いうちに克服できれば、圧倒的有利になれるのでたかが現代文、されど現代文、現代文は勉強すれば、どのように読み進めればいいかが分かればちゃんと伸びる科目であるということをまずこの問題集を通じて学んでいこう。

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