今回は日本史について書いていこうと思う。

なんと1年経過して初めての日本史についての記事である。怠惰もいいところ。

さて、本題の通り、「日本史は暗記科目か?」という点について。

もちろん一問一答のような形式がよく出題される本科目において、暗記は避けられない。

それでも、僕は暗記が占める割合は精々半分ぐらいだと思っている。

というのは各種大学の過去問やセンター試験の過去問を見てわかる通り、日本史の問題で差をつけるためには「正誤問題」が重要になってくるからだ

この正誤問題、もちろん単語レベルでの正誤判定もある程度可能だが、MARCH以上の難関大学になると、日本史を暗記ではなく理解していることが重要であるとわかる。

例えば。鎌倉時代に起きた「承久の乱」。

これは大きく後鳥羽上皇と北条義時の対立であるが、じゃあそもそもなんで承久の乱がおきたのか、という点から始めなければならない

この「なぜ起きたのか」を追及するのは当時の複雑な情勢・制度などを一から理解する必要があるため、生半可な暗記では難関大学の問題には対処できない。

この承久の乱は大きく「公家VS武家」の対立という構図がある。

そして当時の荘園制度、寄進地系荘園というものの存在、北条政子はなぜ武家側なのか。承久の乱の結果どうなったか。

といった世間一般でいう「流れ」のようなものが見えてくる。

こういった事例においては

原因→過程→結果

が綺麗にわかるようになっているので、まずつまづいたときには「なぜ」に遡(さかのぼ)って調べていく必要がある。

この「なぜ」の部分には当時のあらゆる文化・制度・通念が詰め込まれているのでそこを集中的に勉強することによって効率よく学習することができる。日本史は暗記以外の部分もそれなりに必要なのだ。

近代でいえば、「金本位制」の変遷、「日中戦争」までの過程のようなややこしいもののみならず、仏教との関わりを深く持つ文化史、自由民権運動の中で芽吹いた文学など、「なぜこの時代にこのようなことが起きたか」という視点を持って勉強してほしい

山川の教科書は確かに色々書いているのだが、文字の羅列によってそういった部分が分かりにくくなっているので承久の乱のような大きな事件についてはしっかりとその裏にある情報まで拾って勉強していくことをお勧めする。

ただ江戸時代のように「徳川○○が~をした人で徳川△△が~をした人で…」あそこまで多い部分は力技で覚えてしまった方がいいこともある。それでも当時の将軍の側近の松平定信などの重鎮や、寛政の改革だの享保の改革などに分けてそれぞれ覚えていくことも重要なのは言うまでもないが、気を付けておきたいのはそういう場合は時系列順(早い順)に覚えておくといいだろう。

センター試験や難関大学では時代から答えを導くということも必要になってくるのでどっちが先かというのは頻出か所であれば必ず押さえておきたいところである。

日本史は古代から現代に近づくにつれて複雑さが増してくる。それは様々な文化の変遷、勢力の盛衰、常識の変化など様々な影響を受けて時代は変化していくものなのでそこにある背景から「なぜなのか」まで目を向けることによって理解度は大きく異なってくる

そして深く理解することによって記憶は単純な勉強よりも遥かに定着する。

先に挙げた「金本位制」をはじめとした制度や「承久の乱」のような動乱についてイマイチ全体的にぼんやりしている人は「なぜ」に着目して勉強してみて欲しい。

正誤問題の問題集としては


日本史B正誤問題集

山川のこれが多分載っている問題数はダントツで多く、ほとんど私立大学の問題で構成されているのでこの問題集だけで問題演習がほとんど完了してしまうという驚異のコスパ問題集。解説も私大対策としては許容範囲。私立大学の問題をまるまる持ってきているだけなので「正誤問題を比較的多く含んだ問題集」という点にのみ留意。

ただし、山川らしく文字がギリギリまで詰め込まれているので見づらい所が唯一の欠点だろう。

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