受験において避けては通れないものが古文。
漢文を一般入試に取り入れている大学はあんまりないので重要度はかなり下がるが、古文はほとんどの大学で採用している。特にMARCH以上のクラスになれば難易度もそれなりのものになってくる。
文章がひらがなと漢字で書かれているので、なんとなくは読めると思うがちゃんと読もうとするとやはりこれも勉強しなきゃ読めるようにはならない。
なんとなくだと、マーク模試で選択肢を見たときに「これかな!こう書いてたよね!」って理由でマークすると全く違う内容だったりすることは珍しくない。読んだ感じまんまの選択肢はとても作りやすく、ひっかけやすいものだ。
そういう意味でもとりあえず単語は勉強するべきだろう。
そして最も大事なのが文法(特に助動詞)。
入試問題の80%ぐらいは文法関連の問題で構成されていると思っていい。
なぜなら、古文の助動詞には意味が多数存在し、文章中でどのような意味になるかを判別しなければならず、それを読み解くことこそが内容理解に繋がるからだ。
たとえば「べし」とか「し」とか「て」とかこれら一つ一つが意味を持って文章を構成しているので助動詞の理解なくして古文を読むことは不可能だと断言できる。
特に助動詞、と書いたのは他に「敬語」という受験生泣かせな項目があり、助動詞と敬語をマスターすることが受験古文の最低条件。そして私立大学はこの「敬語」がとても大好きなのだ。
とにかく、単語と助動詞を最優先に勉強すること。
まだ押さえておくべき項目はあるが、とりあえず助動詞はとても重要だということを意識してくれればそれでいい。