受験生の参考書の悩みの一つ。参考書の使い方。
今回は英単語帳について書いていこうと思う。
- まず覚える・意味の確認、出来れば声に出してCDで発音を確認する(インプット)
- 例文で使い方を確認する
- 赤シートなどで覚えたかどうか確かめる(アウトプット)
- 長文で分からなかった単語を索引で調べる
これが全て。ガッカリしたかな。でも本当なんだ。
よく「この単語帳の使い方は~」なんて言い方をしているサイトは多いがそんなものは気にしなくていい。どこも大体同じ事書いている。
使い方が存在する単語帳は「単語王」や「速読英単語」などのちょっと単語帳と呼ぶには特殊な作りの単語帳だけだ。
単語があって、意味があって、例文があって、赤シートがある単語帳にこれ以上の使い方などない。使い方なんてそれだけなんだからさっさと覚えて別の勉強に時間を当てるべきだ。ある程度覚えたら「なんだっけな、この意味」って時に巻末の索引で再確認するだけでいい。載ってなけりゃスマホでサクっと調べればいい。
単語帳なんて例文と索引と著者が選んだ語句が載っているだけの単語カードと何ら変わらない。
強いて言うならば、赤シートを利用した基本的な意味のアウトプットだけは徹底的にやること(繰り返すこと)。
やっぱり使わないと忘れるから、何周かしてある程度覚えた後は赤シートで隠してサクサク覚えているか確認するのだけは怠らないようにしよう。覚えている語句の確認だけならそう時間も取られないはずだ。
・・・英単語を勉強する上で絶対やってはいけないことがある。使い方よりこっちの方が重要。
- ノートに同じ単語を何度も書くこと。
- その場限りであることが多い(毎日続けられない)
- 時間がかかる
- 受験においては書けるよりも読めることの方が重要
赤シートあるんだからそれでチェックすればいい。
- 「一日〇〇個覚える」と数を決めること。
一気にバーッとやってそれを継続する方がずっと効率がいい。
どうしてもこの方法を取るなら
一日目 〇〇個覚える
二日目 一日目に覚えた〇〇個をチェック・新しく〇〇個覚える
三日目 一日目・二日目に覚えた〇〇個をチェック・新しく〇〇個覚える
四日目 ・・・
という風に必ず復習を忘れないこと。そして時間をかけないこと。
一日あたりのノルマを決めてしまうとそれを達成するために必要以上にそのことにエネルギーと時間を注いでしまうからだ。
そういう精神的な意味でも僕はオススメしない。
「デジャヴ」という言葉を知っているかな。「既視感」というやつだ。一度見たものをもう一度見たときに「ああこれ見たことあるわ」ってやつ。
これは英単語の学習に応用がきく。誰でもできる。
インプットして覚えたかどうかを確認する。この作業の中にデジャヴはすでに組み込まれている。繰り返すことで何度も見るからその分じっくり定着していく。
英単語は二日三日で覚えようとしちゃダメだ。繰り返してじっくりと身に着けていくものだ。
- 単語帳の意味を全部覚えようとすること(完璧主義を捨てる)
全部覚えようとすると学習効率が悪くなる。単純にスピード面でもそうだし、駆け出しの受験生が細かい意味なんて覚えられるわけない。ついでに言うと重要なものは文法の「語法」で結局学習することになるのでそこで学習しなおせばいい。とりあえず一番最初の意味を覚えよう。