最初の記事は大学に行くということがどういうことかを少し考えてみようと思う。

僕自身、大学がどういう場であるのかイメージがなかなかわからなかったが、実際大学に行って「学生」という身分がどういうものか経験できてとても良かったと思うし、とても楽しかった。

  • 大学は学問の場である

なんて言い方がよくされる。

実際、大学は学問の場だ。勉強したい人にとってはこれ以上の環境はない。長年研究を続けている教授が大勢いるし、小中高とは比べ物にならないほど巨大な図書館と蔵書の数

みんなが今やっているような受験勉強ではない、専門性に特化した勉強をすることが出来る。受験勉強はみんながやりたいことじゃない。大学に入るために手段であることが多い。

それはどこの大学でも同じだ。

京都産業大学という大学がある。偏差値でいえば50未満の入るのが難しくない大学の一つだ。

だがこの大学に益川敏英という教授がいて、彼はノーベル賞を受賞している

つまり、極端な例であるが、大学の難易度と勉強内容は必ずしも比例しない

大学は勉強したい人がいくらでも勉強できる素晴らしい環境であることは間違いない。また、国立大学を定年で退職して私立大学で准教授や顧問という肩書で研究を続けているという人はうじゃうじゃいるはず

また、「ゼミ」というシステムがあり、もっと近い距離で教授との研究を行うこともできる。高校まででいう「グループ学習」の大学版と思えばいい。担当教授にもよるが、普通はかなり本格的にやるのでこれも大学での研究の醍醐味だといえる。

  • 学生支援

大学は学問の場である以上、学習に関する支援がそれなりに充実している。他の大学は分からないが少なくとも明治大学はかなり充実していた。

資格関連検定料の補助や講義、Adobe(クリエイターツール。PhotoshopやLightroomなど、デザイン系に必須のソフト)やMicrosoft office(WordやExcel)などのソフトウェアの大幅な割引、生活面でも提携不動産や提携自動車学校、バイトの斡旋、紹介。就活時には膨大な量のOB・企業データが就職支援としていくらでも閲覧可能。全部利用している人は少ないが、どれも破格なので何かあれば学生課に相談してそういう割引がないかどんどん聞くといい。

ただし生協で紹介しているパソコンは買わなくてもいい。

学習関係でいえば一番大きなものは姉妹校への留学制度がある。これに関してはTOEICや成績などの審査があるが、留学を考えているならば行くといい。

  • 実家を離れる

実家から学校に通う人には関係ない話だが、僕は地方から東京に出てきたので実家を離れることが持つ意味というものが非常に大きいと思う。

「一人暮らしがしたい」という人は多い。僕は一人暮らしを初めてそろそろ10年ぐらいになる。もうすぐ「独身」と呼ばれてしまいそうだが。

両親の元を離れるため、金銭的な事情以外は全て自由、何するにも自己責任。大学に行くのも自由、家でゲームするのも自由、ひたすら読書をするのも自由、アルバイトでお金を稼ぐのも自由。実家を離れるということは、保護者がいないということなので最初の数か月さえ過ごしてしまえば後はのびのびと大学生活を送れるだろう。

  • モラトリアム

倫理か現代社会か何かの授業で聞いたことあるような気がする言葉。大学生はこれに当てはまる。基本的には親の扶養に入っているので保険料を支払わなくてもいいし、年金も20まではなく、申請すれば免除してもらえるし、スマホ代を親に払ってもらっている人も多いだろう。要するに「身体・年齢的には大人だけど年金とかの義務に猶予がある期間」のこと。

実家を離れて、かつモラトリアムである大学生という身分は生の中で最も自由な期間。これだけは断言できる。

僕の友人は別に勉強しに大学来たわけじゃなく、この「実家を離れてかつ、モラトリアムである」という環境を手に入れるために大学に来たとまで言ってた。

別に遊ぶために大学に来たわけじゃない。だが、もっとも自由な時間を自ら放棄するのは僕は少し、いや、かなり勿体ない気がする。

だから、何か目的があって大学に来ている人はこの「学生」である期間を思い思いに過ごしてほしい。そして小中高なんかよりよっぽど将来に影響する期間でもある。

大学へ行くということはそれだけ価値のあることなのだ。

世の中には「大学なんか行かなくていい」とか「図書館で十分」という人もいる。確かに、それは僕も否定できないところはある。これは「勉強」に関していえば、大学なんか行かなくていいということなのだ。

ただ、やっぱり大学へ行くこと、それ自体が若いころの努力をしたということの証明でもあり、大学へ行くことによって知り合える友人もたくさんいる。大学に行かなければ人との出会いなんてほとんどの人にはあんまりないし、図書館にこもったり本屋を巡ったりしているだけでは友人なんか作れないだろう。また、大体の場合OBOG会などの卒業生と交流できる機会があるので卒業後も関係はずっと続いていく。

  1. 勉強するには最高の環境であること
  2. 人生で最も自由な期間であること
  3. 人間関係を広げる最高の場所であること

僕はこれら3つが大学に行く最大のメリットだと思っている。

卒業した後も入学する前もこんなに恵まれた期間はもう二度とこない。

勉強がすべてとは言うつもりは全くないが、それ以外も含めて、有意義な時間を過ごせる大学生という身分を是非経験してほしい。

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