今回は英文法の優先順位について書いていこうと思う。

英文法の問題は多岐にわたるので基本的には全範囲やってもらうことになるが、「優先順位」というよりも「重要度」といった方がいいかもしれない。

英語の問題には単純な英文法力を問う選択形式の種類もあるが今回はそれではなく、読解において必ずマスターしておかなければいけない文法事項を二つ紹介する。

①関係代名詞

どこの大学でも必ず出題される英語長文。もちろん基本的な単語力が重要なのは変わらないが、数ある文法事項の中でも突出して重要なのが関係代名詞。この関係代名詞の仕組みを理解するだけで英文解釈や長文読解の実力が大きく変わる。関係代名詞は優先して理解できるようになろう。

一つ例文を紹介する。

He said that that that that that girl said was wrong.

関係代名詞で有名なのはwhichとthatの2つ。単語は難しくないが、thatの役割をしっかり理解していないと読めない例文だ。

正解は「彼はあの女の子が言ったあのthatは間違っていると言った」

一つ目のthat

saidの目的語としてのthat節。

このthat節は中に主語+述語の構造を持つことができる。参考書などでは「名詞節」として紹介される。

二つ目のthat。

これは3つ目のthatにかかる、いわゆる「あの」の意味を持つthat。

4つ目のthat。

これが関係代名詞としてのthat。

ここで関係代名詞の役割を簡単に説明しておく。


This is the pen that he bought. (これは彼が買ったペンだ)

boughtは「buy」の過去形。となると、he boughtは「彼は買った」とだけ訳せるが、目的語が存在しないため、文章として成立していない。では目的語はどこに行ったのか?この目的語が見当たらないというのが関係代名詞の最大のポイント

結論から言うとpenがboughtの目的語となる。この場合penは一般的に「先行詞」と呼ばれる。本来、boughtの目的語となるthe penが前に出ている(先行している)ことによって

関係代名詞の役割は原則、「前の名詞を説明する」ことだ。この場合「pen」がどのような「pen」なのかという説明をするために関係代名詞を使用する。

したがって、「前の名詞を説明する」ので「主語」にももちろん使える。

That man that  is dancing is my friend.(あの踊っている男性は私の友人だ)

という文章であれば、「That man」は「is dancing」しているという説明を加えている。

今回はis dancingの主語がないパターン。人の場合、関係代名詞として「who」が使われることが多いが、今回はthatの説明として便宜的にthatを用いた。

主語がないパターンと目的語がないパターンがあるということは

関係代名詞のthat節の中には明らかに主語・又は目的語が欠落している」という大きな特徴がある。

とはいえ、基本的な「前の言葉を説明する」というルールを踏まえておけば特に怖い要素ではない。

そして関係代名詞のthatは省略される事も非常に多い。なので名詞のあとにSVが来たり、一つの文に動詞が二つ存在している場合はthatの省略が起こっていることをまず疑うべきだろう


というわけで、4つめのthatは

that girl saidの目的語となるはずのthat that(あのthat)の関係代名詞のthatということになる。

ここまで来るとthat that(あのthat)はwasの主語ということが分かる。

5つ目は「あの」の意味のthat。

He said [that that that <that that girl said> was wrong.]                                             ...................... S......................................V.....C......

視覚化するとこのような構造となる。

いろいろサイト探してみたけど

https://toiguru.jp/relative-clauses

ここが一番わかりやすいと思ったかな。

②分詞

中でも現在分詞と過去分詞は頻出中の頻出。上位大になればなるほど避けては通れない。でもルール自体はそんなに難しくない。

早速例文を紹介する。

That man playing the guitar is my friend.(ギターを弾いているあの男性は私の友人です)

関係代名詞とは違う。関係代名詞なら現在進行形でis playingになる。

これは分詞と言って直接名詞を修飾する形容詞的な働きをする。

この場合、playing the guitarで一つのまとまりとなってmanを修飾している。

今度は過去分詞の場合。

His guitar made in japan is expensive.(彼の日本製のギターは高価だ)

この場合はmade in japanが一つのまとまりとなってguitarを修飾している。

過去分詞形なのはギターは「作られる」ので受動態、be動詞+過去分詞に則って過去分詞を用いる。

分詞の基本的な役割も関係代名詞と同じく、要は「前の名詞を説明する」こと。

関係代名詞はSV、あるいはVO構造を持つのに対して、分詞は動詞が-ing形と過去分詞系を取るので説明される名詞がほとんどの場合、分詞となる動詞の主語として機能する

上の例文の場合はplayingする主語はman、madeされる主語はguitarとなる。

名詞の後にbe動詞がないままーing形や過去分詞が突然出てきた場合には分詞で名詞が修飾されていると考えるべきだろう。

関係代名詞と分詞は長文をやればやるほどよく出てくるので、必ず早いうちに短い例文からでもしっかり理解することが重要。これを早いうちに理解しているか理解していないかでは後の勉強に大きな違いが出るので優先してマスターしよう。

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